5年間の不在を経て、Epic Gamesの大人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite」が、2025年5月20日より米国のApp StoreでiPhoneおよびiPad向けに復活しました。
これは、Appleとの法廷闘争を経て、アプリ配信ポリシーを変革する重要な節目となります。
👉 EpicとAppleの法廷闘争の詳細
iOSでFortniteにアクセスする方法
2025年5月20日午後7時3分(PDT)時点で、Fortniteは米国のApp StoreでiPhoneおよびiPad向けにダウンロード可能です。
ただし、App Storeの検索結果にはインデックス遅延によりまだ表示されない場合があります。
ユーザーは以下の直接リンクからアクセスできます:App StoreのFortnite。
このアプリは12歳以上向けで、無料(アプリ内課金あり)で、ゲーム/アドベンチャー、アプリ/エンターテインメント、ゲーム/アクションのカテゴリに掲載されています。
地域による違い
米国とは対照的に、欧州連合(EU)では、FortniteはEpic Games StoreやAltStoreなどのサードパーティプラットフォームを通じて提供されており、これはEUのデジタル市場法によるものです。
これは、米国の主なアクセスポイントがApp Storeであるのに対し、グローバルな規制の違いを浮き彫りにしています。
アプリエコシステムへの広範な影響
Fortniteの復帰は、App Storeポリシーの潜在的な変化を示唆しています。
AmazonやSpotifyなどの他の企業も、同じ裁判所の判決を受けて、外部購入リンクを含むアプリの更新を開始しています。
2025年3月期のAppleのサービス収益は約270億ドルと報告されていますが、開発者が支払いシステムでより柔軟性を得ることで、収益に影響が出る可能性があります。
コミュニティの反応
プレイヤーの間では興奮が広がっており、Xでは「やったぜ!」といった熱狂的な投稿が見られます。
一部のユーザーは、Appleとの紛争にちなんだ「Appleスキン」というコスメティックアイテムに言及し、ゲーム内での記念イベントの可能性を示唆しています。
しかし、カナダなどの地域のファンは、引き続き制限があることに不満を表明しており、アクセスの地域格差が明らかです。

編集者コメント
Fortniteの米国App Storeへの復帰は、法的および規制上の圧力がテック大手のポリシーを変える力を持つことを示す画期的な瞬間です。
この判決はEpicだけでなく、収益化においてより大きなコントロールを求める開発者にとっても前例となります。
しかし、Appleの継続中の控訴により、この問題はまだ終わっていません。今後は、EUモデルと同様に、米国でもサードパーティのアプリストアが増える可能性があり、競争が激化するでしょう。
これにより消費者の選択肢が増える可能性がありますが、プラットフォームの分断によりユーザー体験が複雑になる可能性もあります。